ラトヴィア共和国 homeへ
▲ラトビア産業
VEF(国立電子技術工場)木材輸出漁業家畜の飼育農業電力工業天然ガス


漁業

 ラトビアには500kmに及ぶ海岸線がある。3200もの湖、多くの川や入り江がある。ラトビアでは、古くから漁業が最も発達した食産業の一つだ。最初の漁業組合は1220年にリーガで創立された。15世紀まで、鮮魚だけはリーガの市場で売られ、後に燻製、塩漬けも同じように売られるようになった。1884年には初めて缶詰が登場した。
 リーガでは1891年に「スプロテ・エラ」(ニシンのオイル漬け)と呼ばれる新しい生産を始めた。その生産量は今日に至るまで、国際市場を独占している。観光客の活動として、休日の釣りやレジャーの釣りなら、漁村で出来るようになってきた。サケとマスはバルト海のどの国々よりもラトビアで産卵している。ラトビアは、ヴィゼメやクルゼメの急な流れの小川でサケが産卵する、数少ないヨーロッパの国の一つである。最も人気があり、美味なザリガニは、ラトビアの湖と川に生息している。ヤツメウナギはダウガヴァ川やガウヤ川で見られる。

コルカの灯台

 灯台は、1883年から84年にかけて、コルカスラグス(コルカの角と呼ばれている)から5kmの砂州の上に建設された。ロシアで最初の蒸気笛が、この灯台に備え付けられた。灯台は1985年以来、ずっと機能している。コルカはドウンダガ地区の漁村である。コルカスラグスはクルゼメ地方の最北端にある。地名の語尾のラグという語には、岬、洞窟、砂州という意味がある。コルカスラグスは7kmに及ぶ砂浜で、水面から約2mは苦灰石層になっている。ここは航海する者にとって非常に危険な所である。
 1787年まで、高く掲げた特別な皿に束ねた火を灯し、船を導いていた。2つの小さな灯台があったが、今では荒れ果て、跡形もなくなっている。
 ラトビアの海岸線に沿って船員や漁師を導いたたくさんの灯台がある。最も北にある灯台はアイナジにあり、最も南にあるのはパーペ灯台である。